山梨県安心安全見守り事業実証実験成果報告会
山梨県安心安全見守り事業実証実験成果報告会が、平成25年1月25日に山梨県中小企業人材開発センターで開催され、山梨県様、県内市町村担当者様、関連する団体の方々など50名を超える方々に参加いただきました。
報告会では、主催者代表を代表して飯室会長(山梨県安心安全見守りセンター運営協議会会長)および事業のアドバイザーを代表して新藤様(山梨大学理事副学長)の挨拶に続いて、「山梨県安心安全見守り事業」(※)の活動の成果を発表いたしました。
※平成23年度に山梨県が公募した「新しい公共支援基金事業」に当協議会が応募し採択された事業。
高齢化社会にあっては、家庭内での安心を支援する「ふれあいペンダント」だけでなく、買い物、散歩等より広範な地域を対象とした仕組みが求められると考えており、普及しているモバイル端末を活用することにより、より高品質な安心安全の提供が可能だと考えております。これを実現するためには、居住地域以外にあるNPO等の各団体との協調が不可欠であり「新しい公共」の考え方に一致するものと考えております。
実証実験成果発表に続き、全国的にNPO活動で著名な、田中尚輝先生(社団法人長寿社会文化協会常務理事)から「高齢化社会におけるNPO・ボランティアの役割」と題して講演をいただきました。講演では、高齢化社会では行政に頼るだけでなく、地域が自律した活動が必要である。また、高齢者の生活全般の中で何が必要な活動かを考えることが大切である。とのお話をいただきました。参加いただいた方々に参考にしていただけたと思います。最後に、田中先生から、このような実証実験は全国的にも事例が少ないため継続して実践するべきとの評価をいただきました。